アドラー心理学「勇気づけ」で
「自分の問題を自分で解決できる能力がある」子どもたちのお手伝いができるよう日々鍛錬中

2015-05-28

もうすぐ出発なのに、今、それをするの?

パセージ・プラスで陰性感情に気付くことをも学んだ後に、パセージを再び読み返すと、何だかしっくりしなかったことが「あ、そういうことか!」と思うことがあります。
 
「不適切な行動のなかの適切な側面を探しだしましょう(5-Lの1)」があるのですが、不適切な行動の中にどうして適切な側面を探し出すのだ・・・と子どもが不適切な行動をしたときは、その他のことに注目するのはとてもとても難しかったし、正直、無理だと諦めて、忘れていたけれど、

不適切な行動を全て子どもの行動と考えていたことを、親が陰性感情を持った子どもの行動と考えると、子どもへのまなざしが変わりました。

朝の忙しい、後10分で出発しなければならない時間に
新しい靴下についているタグを丁寧にはさみで外していた娘(年中)を見て、

私「はさみで靴下のタグをとってくれるんだね~」
娘「うん」
私「はさみで靴下切らないように丁寧にお願いね」
娘「うん」と言ってタグを丁寧に切って、「できた!」と嬉しそうに靴下を見せる
私「もうすぐ出発の時間だよ」
娘「分かった」

陰性感情を持たずに声掛けができました。

以前は、陰性感情を爆発させて、
「今はそんなことをする時間じゃないでしょ、出発する準備しなさい」と怒るか
陰性感情を爆発させるのはよくないと理性が働いた時でも
「今は何をする時間かな?」と声を掛けるかくらいしかできなくて・・・

陰性感情に冷静に向き合って、子どもはいつでも適切な行動をしているのだと思うと、
・靴下のタグを自分ではずす
という子どもの適切な行動にその場で気付くことができました。

ただただ、そのやり始めた時間だけが私にとって不適切=イライラを起させたわけです。
そして、10分後に出発するという目的が達成できればそれでいいのだ気付くこと、その目的のために私がするべきこともストンと体験できました。
これが10分の余裕もなく、今すぐに出発しなければならない状態でも、
「はさみで靴下のタグを取ろうとしてくれるんだね~」の声掛けはできるといいな。
そして、今はできないことを説明できたら、「今すぐ出発する」という目的を正の注目をもって解決できるかもしれない。

ただ、言葉には出して確認していないけれど、
娘も私も「出発する時間とそれまでにしなければならないこと」の目標が一致していたから協力的に行動できたのであって、
もしこういう状況で幼稚園に行くよりも、家で遊びたいと娘が思っていたならば、目標が一致していないのだから、お互いに納得できて行動できる目標を探すことが先なのかな?

実践を続けていけば、後での気付きではなく、他の不適切な行動にも、その場で気付き、そして正の注目を与えながら、解決できるはず。親も娘も陰性感情を持たない協力できる方法に自然と出会えるような気がしてきました。